知の蓄積のサイクルを回し続ける
今日はちょっとおやすみの日。最低限の仕事をしながら、今日もパーソナルトレーナー指導でセッションを行ったり、本を読んだり過ごしていました。
現在、仮想通貨に関連する本を引き続き読んでいます。『お金2.0』も含めると現在3冊目。
僕は速読が苦手なので読書のスピードはそもそもそんなに早くないんですが、それでもここ最近、本を読んでいなかった弊害が出ていますね。ある意味今は、リハビリに近い感覚です。
それでも、3冊目になってくると随分読む進めることのできる速度が早くなってきました。
本1冊1冊の読みやすさ・読みにくさや、そもそも速く読めることがいいのかどうかはさておき。(ちなみに、ここでは読みやすい本=いい本という位置づけもするつもりはありません)
なるべく短期間で、その道の多くの知識を取り入れるというのは、「知の蓄積」という点で大きな効果を発揮するのだなあというのを、肌で感じています。
同じ事象を扱っている本や情報には、多くの共通項が存在します。これらの共通項を繰り返し目にすることで、自然と自分の中にその事象の全体像がある程度掴めるようになります。
また、情報は全てが一緒というわけではありません。その本独自のコンテンツというのが必ず存在して、それが他の本を保管したり、また別の要素への興味関心を引き出してくれます。
時にはそれぞれの情報とで、対立する考えがぶつかるかもしれません。特に仮想通貨については、新技術に否定的か肯定的かで、その論は大きく異なることでしょう。
そうした対立軸を見つめることで、俯瞰しながらその事象を眺めることができます。
よく会社員とフリーランスとを比較する言論が目につきます。収入や労働時間、自由度などなど。でもこの2つの立場は、結構似たような境遇を持っている場合が多いなと感じるんです。
今回のテーマに照らし合わせると、知の蓄積が止まって思考力・好奇心を失うと、恐ろしいことになるという風に言えるのではないでしょうか。
フリーランスって、現在持っているスキル・経験を「切り売り」して生きていくという場合が多く、自分の力量以上のものにチャレンジするチャンスは、実はかなり貴重です。
現状持っている能力でその日暮らし、あるいはもっといい暮らしができても、その能力的な「貯金」がいつ枯渇するかわかりません。チャンスで手があげられるよう、常に自分をアップデートする必要があることは言うまでもないでしょう。
会社員もそうですよね。別に出世や給料アップだけが人生の目的ではないんですが、すでに現代は「この会社に入ったら安心」という世の中ではなくなりました。
目の前にあるルーティンや仕事をこなすだけで、果たして20年、30年も食っていけるのか。価値基準が一変しつつある現在で、そうした生き方はかなりのリスクです。
公務員の方は…、どうなんでしょうね。関わったことのない世界な分、どういう文化なのかはわからないなあ。
今その場にある現実を広げる努力や、それを楽しいと感じる気持ちがなくなった時、その道の先にある未来を考えると背筋が寒くなる思いがします。
怖いことばかりを考えてますが、そもそも新たな発見やそれを知りたいって気持ちがない毎日なんて、楽しくないじゃないですか。せっかく今、これだけ世の中が変わりつつあるのに。
いずれにせよ、思考や好奇心をサビらせないために、なるべくスパンを空けずに知の蓄積のサイクルを回し続けることが毎日を楽しく生きるのに本当に重要なことだと思います。
穏やかさやリラックスというのを何よりも大切にしているんですが、ヒリヒリとした緊張感でこういう毎日を過ごしていくというのも、同じくらい大切にしたいものです。
ひとまず仮想通貨については、トータル10冊くらいになるまで色々本を漁る予定です。それぞれの特徴を書いた記事にまとめるようかなと考えています。
そして、仮想通貨が終わったあとは、また新たなジャンルに手を出してこのサイクルを回し続けていこうと思います。
今考えているのはゲーム理論。あとはフィンテックあたり。でもそれと並行して、資本論などこれまで手を出してこれなかった古典的名著も触っていきたいところです。
仕事柄、それと個人的な性格を考えると、僕にとっての知の蓄積に最も最適な存在が、本なのかもしれません。
さあ、どんどんサイクルを回すぞー。
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