最後にとびっきりの夫婦愛を遺して、ばあちゃんが逝ってしまいました。
本当にありがとう、お疲れ様
心配が的中
昨日までの帰省で見舞いに行った母方の祖母が今日の朝に息を引き取ったと、母からメールと電話がありました。 あの見舞いで感じていた胸騒ぎが的中してしまう形に。 ほんの3日前に会った時はか細いながらもボケずに色々話してくれたばあちゃん。 戸棚から約20年前の写真ーボクと姉、妹にじいちゃんばあちゃんが写ったーを取り出して、
『幸せ…』
と静かに語ったばあちゃん。 最初見た時にはやせ細った姿に情けないながらなにも声が出ませんでした。 それでもボクの顔を見て微かに笑顔を見せ、こっちの体調を気遣うそぶりを見せるばあちゃんに、こっちも笑顔を絞り出して色々と声をかけます。 途中栄養を鼻からチューブで通そうという話になった時、頑として受け入れませんでした。 きっともう、早くそっちに行きたかったんだろうね。結局彼女が亡くなったのは、じいちゃんの命日の6時間違いでした。
おしどり夫婦を絵に描いたような2人
子供、そして孫を通じて男児はボク1人。 そのためじいちゃんは、ボクが生まれたと聞いて号泣したと言っていました。 若い時は厳格な性格だったという性格も鳴りを潜め、ボクが知っているのは常に笑顔が絶えない姿と、それに寄り添うばあちゃん。 ばあちゃんもいつも笑顔で、この2人が大好きでした。 だからこそ、じいちゃんが他界した2年前、母を気遣うつもりで電話したはずのボクは、気づけば電話越しに号泣してしまっていました。 ただそれ以上に、ばあちゃんの意気消沈っぷりは見るに堪えなかった。 最初の1年は早くじいちゃんのところに行きたいとしきりに話していたばあちゃん。 亡くなる日が近ければ当然葬儀も近くなる話で、ばあちゃんの葬式は8月28日。
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